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2010.09.23 Thursday  無駄は不要か2


WBSの特集「今がチャンス! 変わりゆく音楽ビジネス」(6分30秒頃〜)の中で、ハイレゾリューション・ディスクというものが紹介されています。
それはCDの7倍の情報量を持つ高音質DVD音源で、音質はCDと聴き比べても差はあまり感じられないものなんですが、聴いている際の脳波を計測すると、前頭葉や側頭葉で明らかな活性化が見られているようです。

聴覚的に認識できる範囲ではほとんど違いがなくても、脳全体ではまったく違う反応を示しており、この例でいけば、CDに入っている音源とmp3などに圧縮した音源とでは聴いている際の脳波は全く違ってもおかしくないわけです。

アナログのレコードからCDに変遷した際に、なんとなく音の温かみが減ったとか、やはりアナログが勝るといった議論がありましたけど、それは聴覚上の問題よりも耳で認識できていない領域のことを指した話だったのでしょう。
「圧縮音源をイヤホンで聴くというのは、音楽が持っている機能そのままを聴いていない」というコメントが象徴的で、ストレスフルな社会の中で音楽に癒しやくつろぎを求める際に、その音源の質も問うことが実は大切だということが、明らかになってきたりしているようです。


個人的に、音楽を聴くのであれば、 できれば良い音質で聴きたいというのが元々あり、しかもそれが脳にとってはまったく違う体験になるということが分かってしまった以上、今までのまま聴いているというのはなんとも気持ちが悪いもので。
いままでCDをリッピングする時は320kbpsのAACで行っていて、車の中やヘッドフォンなど、モニタースピーカーでそれなりの音量で聴かない限りはさほど音質を気にしていなかったわけですけど、これはWAVE変換かせめてロスレス形式かなぁ・・と思い始めたところ、こんな本を発見しました。


この本によれば、一般的な使い方ではiPodはオーディオソースとしての真価を全く発揮していないとしていて、例えばハイレゾリューションフォーマットでも音源が持てるし、DAコンバータを変えるだけで劇的に音質が向上するなど、CDを簡単に凌駕するハイクオリティな音楽プレーヤーとしての使い方を指南しており、非常にマニアックで面白いです。

音質面でいえば、確かにレコーディング機材の中で最もお金をかけるべきところがモニタースピーカー+アンプ、マイクプリアンプ、そしてDA(AD)コンバータ(オーディオIF)でした。
性能によって簡単に20〜30万円程度は価格差が出て、ほとんどそれに品質が比例するという、とりあえず金にものをいわせるパートなのでした。
iPod標準のDAコンバータ(イヤフォンジャック)が価格からいっても高品質なわけがなく、ドックコネクタからデジタルのまま取り出し、それを数万円程度のDAコンバータでアナログ変換するだけで、劇的に音質が向上するというのは理に適った話です。

そしてすでにそういった製品は実はいろいろ充実しているようで
ミニコンポでもドックコネクタを装備しているものが多いですね。
ONKYOやKenwoodなど量販店でいくつか試聴してみましたが、JBL SAS100は音質的にずば抜けて良かったです。

ハードウェア環境までを変えていくのはなかなか敷居が高いこともあるので、まずはエンコードを非圧縮のWAVE形式で、mp3等の圧縮音源よりも脳に嬉しい音源情報にしてあげるのは、コストもかからず効果的かと思われます。
次にはせっかくなので、音質面のアップグレードも検討して良いのではないでしょうか。

しかしiPodを取り巻く生態系でも、無駄と思われて排除されてきた部分の意義が改めて見出され、いろいろなところでかたちになっているのが面白いですね。





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